2016/10/13

石の記憶

どうもです~

今回は趣味について書きたいと思います。
私は幼少のころから蒐集癖があり、その最たるものが石でした。
親に連れられているときも、雑貨屋に立ち寄っては、小さな石を買ってくれとねだったものです。
その色とりどりの石を光に翳してみたり、水に濡らしてみたりして戯れるのが大好きな子供でした。
やがて自我が芽生えると、自分で気に入った石を自分の力で手に入れたいと思うようになりました。

自分が好きな石を、自分で獲りに行く。哲学の世界です。
部屋の壁一面が鉱石ゾーンと化しているなかで、選りすぐりのお気に入りを紹介したいと思います。

まずは糸魚川の翡翠。
日本の宝石の原点といえば、そう、皆さんご存知、翡翠です。
古墳から出土する勾玉って、みんな糸魚川産なんですって。
つい先日も日本鉱物化学会によって、国石と定められていたのが記憶に新しいですね。















深夜バスに揺られながら辿り着いた糸魚川で、殿方の家に3泊もして(爆)、やっと拾えました。
翡翠が採れる山があるのですが、山を掘ることは禁止されています。
なので、川流れといって、千代に八千代にさざれ石になったものをGETします。
白と緑が織り成すランダムな模様は、古からの美を感じさせます~~~~

そしてお次は蛭川の黒水晶。
すべてを見透かされる気がして、どうも透明な水晶が苦手な私に、
黒水晶を手に入れない理由がなかったのです。















レッツラ岐阜で同じく殿方の家に3泊(爆)して、拾ってまいりました。
透かすと、結晶を織り成す闇が光を受け止め溶け合います。
瞑想にぴったりな石で、もうかれこれ3年の付き合いです。
魔術をやるときも一緒ですし、もはや相棒ですね。

と、このように、私は欲しいものは必ず手に入れる男なのですが、
ひとつだけどうしても自力では手に入らない石があったのです。
それはモルダバイト。チェコ原産なのですが、現地のカルテルが在庫を囲ってしまっているそうなのです。
まるで悪の枢軸デビアスのようですね。



こればっかりはもう手も足も出ないので、信頼できる問屋さんで入手しました。
値段は怖い気分になるので訊かないでください。。
実はこれ、隕石の仲間なのです。
隕石の衝突によって地表の岩石が溶け、ガラス質だけが固まったものだそうです。
星と星のハイブリッドを思わせる深い緑色。
ワイヤーを使ってペンダントトップにして毎日身につけています。

石はパワーストーンとしても好きですが、やはり私は鉱物として好きです。
なのでときには、パワーストーン信者の人と意見が合わないこともあります。
石って男のロマンが詰まっていますよね!

ではでは~




劇終