2025/05/12

Do you believe that we can change the future?

 
 無事に、7年ぶりとなるMAGICの、初日営業を終えることができた。
表情がガッチガチに硬かったのは緊張もあるが、急きょ打ったボトックスが効きすぎていたせいでもあることは、ここだけの話にしたい。みなさまの温かい祝福に、止まっていた時が動き始めたかのような体験に、営業後に静寂を噛み締めた。
 ご存知の通り、オカマルトのブートレッグ的な営業であるので、高級な紅茶や芸の細かいお茶請け、ゲイカルチャーへの深い造詣などは提供できないが、心の防具をひとつくらいは外してもいいかなと思っていただけるような接客を、この先も目指していくつもりだ。

 今月は「水曜日は加賀のMAGIC」の周知を目標に、コケるリスクを承知で毎週営業することにした。

 オカマルトの定休日は火曜と水曜だが、飲食店に火曜・水曜定休が多いのには「操業が火の車になる」、「商談が水に流れる」など、験担ぎ的な理由があるようだ。マザーグースの歌では「水曜日の子は悲しみでいっぱい」とも。週の真ん中であるがゆえか売上が中弛みしやすいのは事実で、アルバイト時代も、経営者時代も、この曜日には苦戦した。しかし、こういう日にわざわざ来店してくださる、その時点で、客層という視点で言えば非常に質が高い。
「水曜日が悲しみでいっぱい」なのは、Ash Wednesdayがあるから。あいつなんか飲み干してやるわ〜♪なんて歌もあることだし、どうせお流れになるなら、うざったい日常のあれやこれやを、流し去ってやろうではないか。あらゆる湿り気をもってしても、私のしつこい炎は消えない。

 (ちなみに、フライヤーにちらっと書いてあるのだが、オカマルトでの営業日に鑑定予約をいただいた場合、¥2000割引になりますので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。)




Shine on you.