2026/10/01

Combatti per te stesso.

 
 恋愛リアリティ番組を手放しで楽しんだ。かなりひさびさのことである。

特に国内のものは初期のあいのり以来、観ていなかった。最近でこそ女性出演者がバチバチとケンカをするアメリカのハウスワイヴス系をちらっと流すくらいはしていたが、ここのところは恐る恐る観てみた Netflixの「ラヴ上等」が思いの外面白く、どんなにお高くとまってみても、私も所詮は他人様の人生に茶々を入れたい側の卑しい人間なのだと再認識した。まあ、あんなものはほぼほぼ演出であるから、プロレスとして楽しめば良いのであるが、そういった綾のわからぬ、インテリジェンスというか、ブレイン・リテラシーの洗練されていない個体のネット上での振る舞いには、なかなかに香ばしいものがある。いまのところ出演者たちは肝が座っているから杞憂に終わるだろうが、Xを見ている限りあの激しい書き込まれようでは、不幸な結末を迎える者がでてくるのも時間の問題だろう。学ばないものよ。日本は独裁者のいない社会主義国家なのだ。


 そして同じように、現実世界も。
先日判明した愛猫の疾患の治療費(保険適用外)と、おシャカになったMacを新調すべく、10年ぶりにたっぷりシフトのアルバイトを始めたのだが、不慣れゆえの好転反応なのか、実際にただの理不尽なのか、要は、このお店は私が無理せず働けるかどうか。お水商売系ではまあよくある話であるが、勤務を開始してからそれをはかる事が多い。「お給金は能力料でなく我慢料」という教育で夜を生き抜いてきてしまった弊害なのだろう。ど老舗かオープニングスタッフでしか勤務経験のない私にとっては、創業十ン年のお店は新鮮な感覚の連続というか、干支一周がひとつの節目なのかなと感じた、まあこれはなにも飲食店に限った話ではないが。ひとつ言えるのは、従業員を守らない店の未来はそう長くはない。店舗への愛着が形成されるのが先か、金策の目処が立つほうが先か、見ものである。


 あー、はやくちょこちょこ占いやって猫と過ごす隠居生活に戻りたあい(笑)

占いは水曜日のMAGIC営業日のみ、対応しております。





Shine on you.

2026/08/22

鉄は熱いうちに、冷コーは冷たいうちに


 おいしい水出しコーヒーを飲んでいる。
カフェインを摂取したいだけならそのへんのインスタントで事足りるが、自分のためにひと手間ふた手間をかけるのは、他人にも丁寧に接してみようという心が整うので、私にとっては必要な儀式的行動となっている。ここのところは私生活での動きに若干の変化があり、10年間投稿し続けたきょうの占いを休止して、新宿二丁目でお給仕をさせてもらっている。二丁目MAGIC以来のレギュラー勤務だ。どういった経緯で、なんて野暮な話はお会いした人にだけぽろぽろと話してはいるが、10年12年単位で物事は、あるいは人の人生というのは図らずとも動いていくのかもしれない。

 運を動かすと書いて運動とはよくいったもので、いままでどちらかというと地引網漁的だったスタイルから、自分の釣り具で収穫を得られる海域へ移動する勇気を手に入れた。運が良い悪いという概念があるけれども、実際のところは、ある程度は誰にでも平等に幸運は降り注いでいる。それに気づいて拾いに赴くのか、見向きもせず己の不運を冷笑するだけなのか。その違いが目に見えぬ形で厳然と存在しているだけだ。

 きょうびは、見ず知らずの人間の過去をあげつらい、正義の執行人然として石を投げる人間が生々しく可視化されてきたが、内側眼窩前頭皮質でしかものを考えられない人間がのたまう「あいつらより私は真っ当に生きてきた」という類の免罪符は、往々にして「私の人生はパッとしないものでした」という後悔の告白にすぎない(意訳: 知らん奴に変な言いがかりつけられても、気にしなくていいんですよ)。

 あなたが俯いて涙を流すことを待ち侘びるやつらに、あなたの価値を決めさせていいわけがないんだもの。

 人にはいろいろ事情がある。
どうしても他人に、剰え自分にすら優しくできない日もあるだろう。しかしそういう波があることと、それを表出させることは、別の話だ。ムスッとしていて許されるのはせいぜい20代前半までで、ペルソナMAXでもいいから上機嫌を装う能力の高さが「世渡り上手」となり、社会的通念としての「オトナ」の指標にもなる。
機嫌の良い人との会話を楽しむことは、私たちが思っている以上に自己治療として機能する場合が、おおいにある。人間は相手の反応によって、自分のことを知りたがる生き物であるし。
お酒を介した私であっても、占いを介した私であっても「あいつと喋れてよかった」と思ってもらえる人間でありたいものよ。

 自問自答しても、AIに言葉を投げても、頭がゴチャゴチャしてしまっている人は、生身の加賀と語らってみませんか?(相変わらずへったくそな営業w)




Shine on you.