2021/08/19

琥珀色の涙

どうもです〜
この街の矛盾は果てしない
遠くへ逃げて、別人でいられるほうが、私はとても怖い
遣る瀬ない夜に、自分を慰めてくれるもの、いくつあるだろう
隠し冷やしていたアイスクリーム、後腐れない誰かとのキス
裏切らない思い出の音楽、魔法の呪文
そっと痕跡を辿って、当たり障りのない言い訳を考える
自分で望んだはずの永遠が、こうして私を嘘つきにさせる
ポストイットの色を選んでいたら、「本人ですか」と声をかけられた
スッピン、眼鏡、部屋着、片手にはVOGUE9月号(Z世代特集が読みたかった)
人生ってのはそんなもんかねえ、寝癖を直して「ありがとう」
見せたいものと、見られてしまうものは、必ずしも揃わず

この夜の予感は外れない
好きにさせてくれるけど、離してはくれない思い出が、私はとても怖い
Shine on you.

2021/04/02

見世物か、傍観者か

どうもです〜

4月になりましたね。
元旦よりも年度始まりのほうが体感的に、1年がスタートした気がします。
3月はなぜか怒涛のように忙しく、自分のことがまったくできなくて
正直若干イライラしていたので、4月は意図的にまったりいこうと思います。

まったりとはいっても、なにもせずぐうたらするのは性に合わないので
読みたかった本を消化したり、書こうと思っていたコラムに取り掛かったり
行きたかった場所で景色を見たり、決めなければいけない選択肢を熟考したり
自分でいるための作業を優先する期間をしばらくとる感じです。

ちょうど、人間活動においてもひとつの節目を迎えたというか
「どんな自分になりたいか」というフェーズは終わって、
「どんな自分が通用するのか」を試す段階へ進んだのかなと体感しています。
オトナになってしまったということですね。

てなわけで、可及的速やかにnoteで連載している
「加賀優作のつくりかた」を完成させねばと、いよいよ重い腰を上げました。
まあ、ただ過去のことや思うところを坦々と書けばいいだけなんですけど
過ぎたことに意識を向けるのって、単純に疲れるんですよ(爆)
生きるための有限のエネルギーを使う作業なので、「今」が疎かになりかねない。
まったりいこう、の真相はこれです。note書き上げを最優先。

まだ変容の余地のある自分と向き合うために。

眉唾なセラピーやカウンセリングで「スッキリした」と錯覚するのは簡単です。
問題の本質に向き合わず、釈然としない感情だけを取り繕っていればいいんですから。
本気で自分を変えようと思ったら、それはすごく厳しくつらい作業になります。
悪化したかもしれないとすら、その最中に思うでしょう。

芋虫が蝶になるとき蛹という段階を経ますが、蛹って身動きが取れませんよね。
うっかり突かれたり、とまり木から落ちたら死んでしまうかもしれないのに
それでも自分自身をドロドロに溶かして、変身しようとする。
大変なリスクです。

「ラクして痩せたい」という願望が無茶な話なのも同じことが言えますね。
脂肪を減らしたいなら、食事のコントロールや有酸素運動・筋力トレーニングが正攻法ですが
ラクという言葉が「これまでの生活サイクルを変えることなく」という意味なのであれば
代謝や血糖値をいじる減量法が挙げられます。しかしこの方法の代償は、健康です。
(健康的な見た目になりたいがために身体機能を狂わせるなんて、本末転倒ですけどね)

再構築って一大作業。
膨大な時間と手間、そしてときにはお金がかかる。

でも加賀は、怠惰と妥協の産物なんかより、血と汗の結晶を愛でたいです。
自分自身と逃げずに向き合った者が手にする鍵はきっと、求めていた部屋へ続く扉を開けられるはず。


Shine on you.

2021/03/24

とこしえの隠れ場所

どうもです〜

春分を越えていよいよ本格的に春ですね。
春生まれとしては1年の始まりを体感として受け止める季節です。

無事に誕生日を迎え、加賀優作と名乗り始めてから10周年という
まあまあの節目となる年でもあります。

いろいろなものを振り切ってここまできたけれども
なりたい自分として振るまえているだろうかと、ときどき内省します。
悪い大人に入れ知恵されなかった幸運なこれまでのなかで
なにを選び取って自分のものにしただろうか。

嫌いで仕方なかった故郷が頭をよぎるとき
目を閉じたくない。

賞味期限が過ぎた余り物で拵えた間に合わせの料理は
笑ってしまうほど塩辛く、茶色い。
どれだけ酔っても襤褸を出さない東京弁も
自分なりの護身術だったのかもしれない。

温かくて裏切らない
弱虫を寄せ付けぬ魔法の呪文、静かに響く
今を生きることを選んだあの日から

小さくて穢れない
意気地なしも躍りだす笑い声、確かに響く
今を生きることを選んだあの日から

もういない存在へ思いを馳せるとき
目を逸らしたくない。


Shine on you.

2021/02/07

渇いた僕にあなたが染みこむ

どうもです〜

2月になりましたね。
ここのところは水星が逆行していますから
いろいろな情報がトラフィック・ジャムしますね。
内側の感覚としてはあまり気にならないんですが
外側の世界の体感が変わる感じです。
映画TENETの逆行シーンのような。

今月に入ってからの外出は徒歩30秒のコンビニと
気分転換のサックス練習に徒歩10分のカラオケ店くらいで
あとはすべて家で鑑定、動画編集、文章書き。
日光に当たった時間累計3分もいかないんじゃないかという有様で
これは逆手に取ってやろうと、美白効果を狙いハイドロキノン・トレチノイン併用療法
それに加えてルミガンによるまつ毛育毛も同時並行で行うことにしました。

ふっふっふ、巣ごもりしながらキレイになってやるぜ。
と思ったのも束の間、重大なことを見落としていました。















副作用で赤くなるんだったー!!!!(爆)

ぱっと見酔っ払い、というよりもはやジャンキー...
ルミガンの副作用である眼瞼紅斑にプラスして
トレチノインによるA反応と呼ばれる炎症が起きているのですが
ビタミンAが足りていなかった肌ほど反応するとか。
どんだけ飢えていたんだ我が肌は...トホホ。

敏感肌になっていて厚塗りの化粧もできないため、もう居直って
このままオンライン鑑定をしております。
今月ご予約いただいているかたにおかれましては、お見苦しいとは思いますが
数ヶ月後の湯上がり卵肌に想いを馳せ堪えていただけたら幸いでございます。

と言っているそばから、先日の鑑定で「加賀さん、飲んでます?」と一撃。
たっ、確かに占いをするときは脳がトランス状態になるので
言葉がどっさり浮かんできた際に支離滅裂な言い回しになってしまいそうになって
それをなんとか日本語らしく整えようとして滑舌が怪しくなるとき
傍から見たら酩酊状態のように映るかも知れませんが!

お酒を飲むと感覚が鈍るタイプなので、加賀はシラフです。
(これ不思議な話で、酔っているときのほうが占いやすいという先生もいらっしゃるんですよね)

「A反応は一時の恥、汚肌は一生の恥。」
と見苦しい言い訳で締めたいと思います。

美容は計画的に!

Shine on you.

2021/01/28

見る自分と、見られる自分

どうもです〜

気づけば2021年になっていました。
儚く過ぎてゆく日々ですが、世界はざわついていますね。
そんなときでも占いしかりアダルトしかり、応援してくださるかたがいるというのは
本当に恵まれていることだなと実感しています。

お仕事とか生活とか人間関係とか、いろいろな面において
これまでのやりかたでは合わなくなってきていると思うんです。
スマフォのOSをアップデートしないままにしていたら
使えるアプリがどんどん減っていくような感覚というか(?)。
そんな中で、占い参考にしてるよ〜とか、あの動画見たよ〜と
感想を直接言っていただくことが増えてきて、
ほんとうに見世物冥利に尽きるな、としみじみ。加賀優作やっててよかったー!
ありがとうございます。

閑話休題。
 
いま目の前にある事実をどう捉えるか、という価値観って
人間でるよなあと思うことが多々ありまして。

例えば、今月発令された緊急事態宣言パート2。
またかよ!と嘆く人もいれば、まあいずれこうなったでしょうね...と静観する人もいて
あくまで私の周囲で目立つ反応をピックアップしただけに過ぎないのですが
けっこう二分されているかも、と感じました。

私はといえば、殺気立つソーシャルメディアの海の中で、比較的冷静。
撮影がいくつかなくなってしまったり、鑑定もキャンセルや変更が相次いで
ちょっとは焦れよ...と我ながら思ったのですが
自由への活路は制約の中にある、とはよく言ったもので

ドタキャンや変更でドタバタ→
既存の顧客に影響するのでスッパリ出禁になってもらい
贔屓にしてくださるかたのご予約を優先的に押さえて
そこにピークを持っていくようにする。

撮影がバラしになってドタバタ→
決まっている撮影は次に繋がるように1回1回全力投球して(いままでしてなかったんかい!)
頻繁にお披露目できなくなるなら、副作用強めな肌の手入れでもしとこうか
ちょっと身体を絞ろうか、タトゥーでも増やそうか、新しい髪型にしてみようか。

...と、お前はどんだけドタバタしたくないんだと(笑)
ではなくて、「できないこと」よりも「やれうること」に視点を持っていくことが
無意識的に癖付けされているなあと、ふと気がつきました。

凍え死んだら元も子もない!と12月に暖房をガンガン焚いたら
今月、請求書を見てひっくり返ったので
その癖付けがいいか悪いかはさておき、ですが...

ただの文句と、建設的な批評。
やりたくない言い訳と、できないときの代替案。

しっかり左右にかき分けて、区別できるオトナになりたいなと
決意を新たにする加賀なのでした。

今年初の満月を待ちながら、感謝を込めて。

Shine on you.