2021/03/24

とこしえの隠れ場所

どうもです〜

春分を越えていよいよ本格的に春ですね。
春生まれとしては1年の始まりを体感として受け止める季節です。

無事に誕生日を迎え、加賀優作と名乗り始めてから10周年という
まあまあの節目となる年でもあります。

いろいろなものを振り切ってここまできたけれども
なりたい自分として振るまえているだろうかと、ときどき内省します。
悪い大人に入れ知恵されなかった幸運なこれまでのなかで
なにを選び取って自分のものにしただろうか。

嫌いで仕方なかった故郷が頭をよぎるとき
目を閉じたくない。

賞味期限が過ぎた余り物で拵えた間に合わせの料理は
笑ってしまうほど塩辛く、茶色い。
どれだけ酔っても襤褸を出さない東京弁も
自分なりの護身術だったのかもしれない。

温かくて裏切らない
弱虫を寄せ付けぬ魔法の呪文、静かに響く
今を生きることを選んだあの日から

小さくて穢れない
意気地なしも躍りだす笑い声、確かに響く
今を生きることを選んだあの日から

もういない存在へ思いを馳せるとき
目を逸らしたくない。


Shine on you.