2021/04/02

見世物か、傍観者か

どうもです〜

4月になりましたね。
元旦よりも年度始まりのほうが体感的に、1年がスタートした気がします。
3月はなぜか怒涛のように忙しく、自分のことがまったくできなくて
正直若干イライラしていたので、4月は意図的にまったりいこうと思います。

まったりとはいっても、なにもせずぐうたらするのは性に合わないので
読みたかった本を消化したり、書こうと思っていたコラムに取り掛かったり
行きたかった場所で景色を見たり、決めなければいけない選択肢を熟考したり
自分でいるための作業を優先する期間をしばらくとる感じです。

ちょうど、人間活動においてもひとつの節目を迎えたというか
「どんな自分になりたいか」というフェーズは終わって、
「どんな自分が通用するのか」を試す段階へ進んだのかなと体感しています。
オトナになってしまったということですね。

てなわけで、可及的速やかにnoteで連載している
「加賀優作のつくりかた」を完成させねばと、いよいよ重い腰を上げました。
まあ、ただ過去のことや思うところを坦々と書けばいいだけなんですけど
過ぎたことに意識を向けるのって、単純に疲れるんですよ(爆)
生きるための有限のエネルギーを使う作業なので、「今」が疎かになりかねない。
まったりいこう、の真相はこれです。note書き上げを最優先。

まだ変容の余地のある自分と向き合うために。

眉唾なセラピーやカウンセリングで「スッキリした」と錯覚するのは簡単です。
問題の本質に向き合わず、釈然としない感情だけを取り繕っていればいいんですから。
本気で自分を変えようと思ったら、それはすごく厳しくつらい作業になります。
悪化したかもしれないとすら、その最中に思うでしょう。

芋虫が蝶になるとき蛹という段階を経ますが、蛹って身動きが取れませんよね。
うっかり突かれたり、とまり木から落ちたら死んでしまうかもしれないのに
それでも自分自身をドロドロに溶かして、変身しようとする。
大変なリスクです。

「ラクして痩せたい」という願望が無茶な話なのも同じことが言えますね。
脂肪を減らしたいなら、食事のコントロールや有酸素運動・筋力トレーニングが正攻法ですが
ラクという言葉が「これまでの生活サイクルを変えることなく」という意味なのであれば
代謝や血糖値をいじる減量法が挙げられます。しかしこの方法の代償は、健康です。
(健康的な見た目になりたいがために身体機能を狂わせるなんて、本末転倒ですけどね)

再構築って一大作業。
膨大な時間と手間、そしてときにはお金がかかる。

でも加賀は、怠惰と妥協の産物なんかより、血と汗の結晶を愛でたいです。
自分自身と逃げずに向き合った者が手にする鍵はきっと、求めていた部屋へ続く扉を開けられるはず。


Shine on you.