2017/01/29

メイガス

どうもです~

今回は言葉について。
私は占い師、そして水商売という職業上、言葉の使い方に関して考えることがよくあります。

「全然大丈夫」という言葉には、不思議な魔力があると思います。
通常、「全然」の後には否定の表現が続かなければならないので、
日本語の文法としては間違っているのですが、人を安心させるという意味においては、
特効薬的な働きをしてくれる魔法の言葉だと考えています。
否定の言葉だから否定されるのかなと思わせておいて、肯定の表現がくる。
これはちょっとしたフォーキング技術と呼べるのではないでしょうか。
ただ使いすぎは、こちらの語彙が疑われますが。。

間違いとされる表現でも、それを使ってもすんなりと相手に受け入れられる場面があります。
たとえば、相槌。
接客業における立場は、お客様が上、従業員は下と、おおまかな相場は決まっています。
そういうとき、従業員側が「なるほど」とお客様に対して言うのは、通常は好ましくありません。
ただそれは逆手にとると、「なるほど」が受け入れられた瞬間、
お客様が心を少し開いてくれたという暗示でもあると考えられます。

「うん」「はい」「ええ」「ほう」「へえ」なども、詳しくは記しませんが、入れる間、順番、回数、言い方によって、
相手に与えるこちら側の意識・印象はだいぶ変わってきます。

「会話は言葉のキャッチボール」とよく表現されますが、
私はどちらかというと、「会話は言葉を用いたセックス」だと考えているので、
相手の予想外のことを言ったり、相手が欲している言葉をあえて避けたり、
わざと汚い言葉を使ってみたりするのが、大好きなのです(笑)

こういうところで、底意地の悪さが出てしまいますね☆

閑話休題。

毎月恒例の自家製果実酒ですが、今月は、というかもう2月ですが、、
キウイとレモンを日本酒で漬けてみました。
秋田の実家から送られてきた地酒を使った、もったいないんだか贅沢なんだか分からない品です。















もう少しでお出しできると思うので、乞うご期待~




劇終

2017/01/28

ヘイラクレイダイの帰還

どうもです~

この間は久々なお客様にお会いできました。

話は去年の夏に遡るのですが、オールで飲んでヘトヘトの私たちは、
このまま帰るか、それともそのまま営業するかで迷って、立ち往生していました。

すると「こんばんは~」と声をかけてきた女の子がひとり。
下北沢とか吉祥寺にいそうな、サブカル系の女の子です。
話をよくよく聞けば、博多から旅行で出てきたばかりで、帰りたいのだがお金がないと。
ゲイの勘が働きました、「この子、面白そう」と。

まずは宿探し、ということで、とりあえずMAGICへ連行。
5人でギャーギャー盛り上がりましたが、けっきょく宿は見つからず。















そこで、みんなで少しずつカンパし、彼女を修羅の国へ強制送還させることになったのでした。
「必ず恩返しに来ます!」と言い残し、彼女は東京を後にしました。

それから約半年後、静かに開いたドアの向こうに、見覚えのある顔。
そう、夏がもたらした妖精ちゃんが、冬の東京に再び舞い降りたのです!
小脇にめんべいと博多通りもんを抱えて。















「きちゃいましたあ~」と相変わらずのふわふわ加減。
またしてもギャーギャー盛り上がり、そのあと私のお気に入りのお店にも連れて行き、
軽いお酒を飲みながら、ちょっぴり大人びたように見える彼女の横顔を見て、
私も成長できてるのかなあ、としみじみ思ったのでした。















恩を売ったわけでもなく、ただ目の前の人が困っているという状況を、
みんなで解決しようとしただけの話なのですが、
こうやってもう一度会いにきてくれるというのが、嬉しいですよね。
水商売冥利に尽きます。

久しぶりに、「やっててよかった」と思いました。
ほんとうに、ありがとうね。

こういう温かい出会いが、もっと増えるといいなあ。


ではでは~




劇終

2017/01/06

新年一発目

どうもです~

あけましておめでとうございます。
なんとかMAGICは年を越すことができました。
これもひとえに当店を気にかけてくださるみなさまのお陰でございます。

2017年は変容と発展の年にしたいなあと考えております。

MAGICを、そして私を、要チェック。瞬き禁止。見逃さないでね。
付いてこられる人だけ、付いてきて。

高校のときに付き合っていた元彼と、毎年初詣に行くのが恒例行事になっているのですが、
今年のおみくじ、また大吉を引きました。これで4年連続です。
引きの強さだけは誰にも負けません。















私はexとは絶対に友達にはならない主義なのですが、彼だけは例外で、
とても心が広くて、純粋で、なのにスマートで、ユーモアのある人です。
私が持っていないものをたくさん持っている人です。
いつも対等に向き合えるし、ひとりの人間として、彼を尊敬しています。
でも、またヨリを戻すかといったら、どうかなあ。
関係性という枷で、お互いが縛られてしまうことを恐れているのかも。

去年は最低な男、最高な男、両方みました。
最高かと思いきや落ち着いてよくみたら最低だった、ってパターンが多かったかな。
今年はもっともっと、人を見抜く目を養わないと。
まあ、いつぞやの記事にも書きましたけど私、男運ないんですよ。
他の部分に全部割り振っちゃってるので。

運任せではいけないということで、ここで、地雷男を見抜くチップスをひとつ。

出会い系の自己紹介欄を10行以上書いている男は地雷

アウトプットが多い人って一見、理解されやすいように丁寧にそうやっているようでいて、
実は、読み手側のことなんてなんにも考えてないんです。
「自分ってこういう人間でありたいんです!だから迎合して!従属して!」っていう自己中が多い。
そういう男はSEXもワガママですよお~(笑)
1,2行とかは逆に秘密主義者が多くなるので、それもまた考え物ですが。。

モテてる人って、プロフの書き方が上手だなあ、って思います。
「俺って人たらし」とか言って悦に入ってる男ほど、実は一線引かれてることに気付いてないんですよねえ。
くわばらくわばら。

ではでは、今年もよろしくお願いします~




劇終