どうもです~
この間は久々なお客様にお会いできました。
話は去年の夏に遡るのですが、オールで飲んでヘトヘトの私たちは、
このまま帰るか、それともそのまま営業するかで迷って、立ち往生していました。
すると「こんばんは~」と声をかけてきた女の子がひとり。
下北沢とか吉祥寺にいそうな、サブカル系の女の子です。
話をよくよく聞けば、博多から旅行で出てきたばかりで、帰りたいのだがお金がないと。
ゲイの勘が働きました、「この子、面白そう」と。
まずは宿探し、ということで、とりあえずMAGICへ連行。
5人でギャーギャー盛り上がりましたが、けっきょく宿は見つからず。
そこで、みんなで少しずつカンパし、彼女を修羅の国へ強制送還させることになったのでした。
「必ず恩返しに来ます!」と言い残し、彼女は東京を後にしました。
それから約半年後、静かに開いたドアの向こうに、見覚えのある顔。
そう、夏がもたらした妖精ちゃんが、冬の東京に再び舞い降りたのです!
小脇にめんべいと博多通りもんを抱えて。
「きちゃいましたあ~」と相変わらずのふわふわ加減。
またしてもギャーギャー盛り上がり、そのあと私のお気に入りのお店にも連れて行き、
軽いお酒を飲みながら、ちょっぴり大人びたように見える彼女の横顔を見て、
私も成長できてるのかなあ、としみじみ思ったのでした。
恩を売ったわけでもなく、ただ目の前の人が困っているという状況を、
みんなで解決しようとしただけの話なのですが、
こうやってもう一度会いにきてくれるというのが、嬉しいですよね。
水商売冥利に尽きます。
久しぶりに、「やっててよかった」と思いました。
ほんとうに、ありがとうね。
こういう温かい出会いが、もっと増えるといいなあ。
ではでは~
劇終