2016/10/16

堕ちていく自分と、昇華していく自分

どうもです~

今回はポルノのお話をしようと思います。
私はこのお店をひらく前は、お昼の仕事をしたりする傍ら、風俗をやったりAVに出演していたりしました。
(いまAV業界は斜陽で、高額なギャランティーは期待できないので、AV出演歴をひっさげて風俗をするのが主流です。「ビデオモデルとヤれる!」みたいな。)
そのなかで、私のファンになってくれたり、本指名までして会ってくれる方もいました。
そういう経歴を赤裸々にSNSなどで発信するうちに、仲良くなった方もいました。

昨夜はそんな方たちがお店にきてくださり、感無量でした。
感謝と、報われているという気持ちでいっぱいです。
すごく励みになるし、ありがたいです。
ほんとうに、ありがとうございます。

「こんなことに、なんの意味があるのだろう」と、疑問に思いながら、
ときには漫然とやってしまっていたことでも、あとから意味がついてくることって、あるんですね。
私はなにかをするとき、その理由とか意義についてすごく考えてしまうほうなんですけど、
そんなものはあとづけでいいんだと思いました。

ときに今月、新しい事務所と契約を結び、AVモデルとしてのお仕事を久々にさせてもらいました。
早速、先週1作目を撮影し、来週は2作目を撮影する算段です。
AVにでる人って、みんなどこかで、飯島愛さんや及川奈央さんのようになれるんじゃないかと一度は考えると思うんですけど、
私はAVにでることにおいて栄光も名声もいらないし、ネットの海に五万と漂うポルノの藻屑でいいと思っていて、
ただ、その海のどこかで私を知って、それがその人の昂りを鎮める材料になれるなら、それはそれでいいと考えてます。
なぜならそれが、私のpassionになるから。ただ、爪痕を残したい。それだけです。
身体中に刺青を入れた、業の深いひとりのゲイがいたという事実をこの世界に残せれば、それで満足なのです。

新しいこともやりたいですしね♪
書けば長くなってしまいますが、画的なこだわりがないわけではありませんし、私は生来のパイロマニアなので、誰かのlustを喚起させるのが大好きなのです。

それでは、画面の中でも、MAGICの店頭でも、お会いできたらいいですね☆


ではでは~




劇終

2016/10/13

石の記憶

どうもです~

今回は趣味について書きたいと思います。
私は幼少のころから蒐集癖があり、その最たるものが石でした。
親に連れられているときも、雑貨屋に立ち寄っては、小さな石を買ってくれとねだったものです。
その色とりどりの石を光に翳してみたり、水に濡らしてみたりして戯れるのが大好きな子供でした。
やがて自我が芽生えると、自分で気に入った石を自分の力で手に入れたいと思うようになりました。

自分が好きな石を、自分で獲りに行く。哲学の世界です。
部屋の壁一面が鉱石ゾーンと化しているなかで、選りすぐりのお気に入りを紹介したいと思います。

まずは糸魚川の翡翠。
日本の宝石の原点といえば、そう、皆さんご存知、翡翠です。
古墳から出土する勾玉って、みんな糸魚川産なんですって。
つい先日も日本鉱物化学会によって、国石と定められていたのが記憶に新しいですね。















深夜バスに揺られながら辿り着いた糸魚川で、殿方の家に3泊もして(爆)、やっと拾えました。
翡翠が採れる山があるのですが、山を掘ることは禁止されています。
なので、川流れといって、千代に八千代にさざれ石になったものをGETします。
白と緑が織り成すランダムな模様は、古からの美を感じさせます~~~~

そしてお次は蛭川の黒水晶。
すべてを見透かされる気がして、どうも透明な水晶が苦手な私に、
黒水晶を手に入れない理由がなかったのです。















レッツラ岐阜で同じく殿方の家に3泊(爆)して、拾ってまいりました。
透かすと、結晶を織り成す闇が光を受け止め溶け合います。
瞑想にぴったりな石で、もうかれこれ3年の付き合いです。
魔術をやるときも一緒ですし、もはや相棒ですね。

と、このように、私は欲しいものは必ず手に入れる男なのですが、
ひとつだけどうしても自力では手に入らない石があったのです。
それはモルダバイト。チェコ原産なのですが、現地のカルテルが在庫を囲ってしまっているそうなのです。
まるで悪の枢軸デビアスのようですね。



こればっかりはもう手も足も出ないので、信頼できる問屋さんで入手しました。
値段は怖い気分になるので訊かないでください。。
実はこれ、隕石の仲間なのです。
隕石の衝突によって地表の岩石が溶け、ガラス質だけが固まったものだそうです。
星と星のハイブリッドを思わせる深い緑色。
ワイヤーを使ってペンダントトップにして毎日身につけています。

石はパワーストーンとしても好きですが、やはり私は鉱物として好きです。
なのでときには、パワーストーン信者の人と意見が合わないこともあります。
石って男のロマンが詰まっていますよね!

ではでは~




劇終

2016/10/07

未来のイヴ、過去のデジャヴュ

どうもです~

すっかり涼しくなりましたね。
女心と秋の空なんていいますが、秋は空の感じが見るたびに違うので好きです。
少し曇った日の、グレーをまとったオレンジ。朝焼けの、混ざり合う青と赤。
過去と現在がリンクして、これから起こるであろう事のデジャヴュを体験することが多いのも秋で、
個人的に、秋が一番好きな季節です。

去年の秋は飼っていた犬が死んだり、恋愛がうまくいかなかったり(それはいつもか笑)、
憂鬱な出来事が重なっていたのですが、今年はそうならないといいなあと思います。
不思議と、いまは穏やかな気持ちでいます。

夏は、いまだから正直に言いますが、自分自身がいっぱいいっぱいになってしまっていたようで、
自分が放出することに対してインプットの量が多すぎて、自分という器から、保持していなければいけないものまで溢れ出てしまうような感じがしていました。
お客さんに対してそれを覚らせてしまうこともあったと思います。反省反省。。。
いまは心の間口を狭め、いや、フィルターの網目を細かくして、不必要な情報は濾過してシャットアウトするようにしています。

夏は、人との距離感の感覚?間隔?で思い悩んだ時期でもありました。
お客さんと自分、好きだけど恋人にはなれない人と自分、仲良くなりたいけど嫌われたくない人と自分、苦手だけどそれを隠さなければいけない人と自分、、
ひとしくて、対等な、人間と人間のはずなのに、関係性が生まれることによって接し方に微妙な差が生まれてしまう。
それは仕方のないことなのだろうか?それとも、自分という存在に比重を置きすぎなのだろうか?と。
丸裸の、自分という存在そのままで他者に対してぶつかっていくことが絶対的に正しいことなのだろうか?と。
いつでも素直で朗らかな心であれたら、どんなにいいだろうと思います。
追い込まれた人間に残された唯一の突破口はユーモアなのではないでしょうか。

秋からちょっとしたイベントをしたいなあと考えています。
せっかく二丁目屈指の曲数を誇るカラオケ機種を導入しているのに、それをあまり活かせていないなあと感じます。
なので、カラオケを絡めた企画、なにかしたいなあと。

ではでは~




劇終