2016/09/24

You are not alone.

どうもです~

最近すっかり涼しくなって蝉の鳴き声からコオロギ?の声が聞こえるようになりましたね。
9月28日には敬愛する宇多田ヒカルの新譜が発売されます。
私の人生は宇多田ヒカルなしでは語れないほど好きなアーティストなので、
今から待ち遠しくて仕方がありません。

そして同じように敬愛するアーティスト、鬼束ちひろのライブのチケットが当選しました。
一枚のみ当選したので、ひとりで行くことになるでしょう。
11月4日が楽しみです。中野サンプラザでライブを観るなんて、何年ぶりだろう。

秋冬はなにか新しいことをしようと思うのですが、具体的なことはまだなにも浮かんでいません。
お湯割とか味噌汁を提供できるように電気ケトルを手に入れたくらいです。

ある決断もしなければいけないのかなと考えています。
ひとりの人間としての自分、二丁目で働いているゲイとしての自分、そしてその職場の経営者としての自分。
それらが統合されていない気がしているのです。
バラバラでもいい、けれど、一貫性がなくてはならない。
それはまるで、人格のように。

ひと休みしていたタロットの勉強をまた始めました。
奥が深すぎるゆえに、完全にマスターすることはおそらくありえないであろうものなのですが、
追いかけているものに手が届くまで、学び続けるんだと思います。
店舗での占いも、ボトルを入れてくださった方限定で、簡単にですが占えます。
タロットやカウンセリングを用いて、パワーストーンの選び方や使い方のアドバイスもできますので、
ご希望の際はお声掛けくださいね。

ではでは~




劇終

2016/09/12

twin soul

どうもです~

私には友達が、そんなにいません。
顔見知りはある程度いますが、本当に心を許せる友人は片手で数えられるくらいです。
そもそも心を許すまでのハードルが高いので、仕方のないことなのですが。。

ひとり、大阪で働いていたときに知り合った友人がいます。
私とはまったく正反対の性格なのですが、生き方のスタンスが似ている子で、
ちょちょっと話しただけで一気に仲良くなって、そのテンションのまま5年が経ち、
いまやMAGICにもときどき顔を出してくれています。

普段は身内は占わない主義なので、仲のいい人の本名や誕生日などにはあまり関心がないのですが、
その友人との会話の中でポロっと誕生日を知る機会があって、試しに数秘術で計算してみたところ、、、

なんと、私と同じ結果が出たのです!これはすごく低確率なことです。

性格は前述のとおりまるで違うのですが、ものの捕らえ方や咀嚼のしかたが似ている、というかほぼ同じで、笑いのツボもまったく同じです。
同じ星の下に生まれていると言う言葉がぴったりだなと思うほどです。
それゆえに、自分の欠点も相手の中に見出してしまったりもしますけれども。。。

ソウルメイトって、本当にあるのかなあ、などとぼんやりと思ったひとときなのでした☆

ここで言いたいのは、同じ結果だから、わあ~すごい運命的!相性ピッタリ!ということではなくて、
同じ特徴をもっているからこそ、「恐らく、お互いが補完関係にある」ということです。
殷鑑遠からず、他山の石、人の振り見て我が振り直せ、まさにこれですね。
彼を見習って、いいところは盗み伸ばし、悪いところは戒め正して、自分の糧としていきたいと考えています。

ではでは~




劇終

2016/09/05

HARD is hard to find

どうもです~

今回は硬いグミ愛好家として書きたいと思います。
グミはドイツ発祥で、軟らかいものばかりを食べるようになった子供を憂いつくられた菓子です。
日本では軟らかいグミが跳梁跋扈しておりますが、グミの原理主義は、「硬くてナンボ」。
果汁入り、糖衣つき、サイズの大きなもの、いろいろな商品がありますが、やはりグミに最も必要なものは噛んだときの弾力です。

(UMA味覚糖はどうなんだという意見が散見されますが、あれはグミではなく、もはや肝油ドロップです。
忍者グミしかりシゲキックスしかり、ぽいぽいと食わせる気がありません。私個人として言わせて貰えば、あれは邪道です。)

そんなグミ原理主義者の私が現行商品の中からベスト3を発表したいと思います。


第3位: カンデミーナ (カンロ株式会社)












マシュマロが湿気ったような商品ばかりの倦怠感の中、突如ドロップされたハード食感グミ。
名前も「噛めるものなら噛んでみな」と言わんばかりに挑戦的です。
形状もユニークで、さまざまな形が発売されています。
食感はもちろんハードで合格点なのですが、酸味を足すためにパウダーが塗してあり、
指がベトベトするのが玉に瑕。
最近は味が迷走しているので、そろそろ原点回帰を望みます。


第2位: ハリボー (三菱食品)















王道の、鉄板の、定番の、硬いグミといえばこれというべき製品、ハリボーです。
それは歴史が証明していて、なんと製造90年以上(!)。
色とりどりのクマちゃん、そしてフレーバー。目も舌も楽しいです。
ではなぜ1位ではないのか。少し食感がニチャニチャ系なのです。
歯に詰め物がある方は要注意です。


第1位: BOUND ROCK (ブルボン)















堂々の第1位はなんと新星、バウンドロック。
あまり期待せず購入したのですが口に入れて咀嚼した瞬間、感動しました。
食感の硬さ、口に残るテクスチャー、糖衣なしで生身で勝負してくる潔さ。
現時点ですべてが完璧な、私にとって理想のグミです。
はじめはグレープ味から出すという、売れるグミの法則を踏襲しているのも、心躍るものがあります。


。。。などど勝手に語ってしまいましたが、
ハード食感を謳っておきながら大した硬度も弾力もない製品に騙され続け、ようやくたどり着いた3品なのです。
硬ければいいというものでもないのです。硬さはあくまでスタート地点で、もっとも重要なのは弾力、そして咀嚼した後、口に残る質感。

このすべてをクリアした商品が現れたということは、
果汁市場、軟らかグミ市場が斜陽だということの動かぬ証拠です。

着実に、我々硬いグミ愛好者に時代が追いついてきたのです!!




劇終

2016/09/03

You were there.

どうもです~

8月は私生活が乱れに乱れ、あまりブログの更新ができなかったので、
今月は頑張って更新頻度を上げていきたいと思います。

もう何年も前、インターネット黎明期に、ネットで拙い小説を書いていた時代があり、
その当時の作品のひとつが、ちょっとした投稿サイトの賞みたいなのを受賞して、それをきっかけに知り合った人がいたんですけど、
SNSなんてまだない、チャットとかICQの時代ですから、顔はもちろん素性も分からなくて、
知っていたのは「女性、都内在住、喫煙者」ということだけ。
彼女は私の文章をいたく気に入ってくれて、しかも音楽の趣味がバッチリ合うということで、どんどん仲良くなり、
夏休みに東京へ行く用事があるのもあり、やがてオフ会をしようという話になりました。

仲良くなったとはいえインターネット、なにが起こるかわからないと思い、かなり緊張しながら待ち合わせ場所、新宿へと赴きました。
時間きっかりに現れたのは、想像していたヴィジュアル(文章好きはナードが多いという先入観があったのです)とはまるでかけ離れた、オシャレで、ちょっぴりファンキーな女性でした。
(デニムにニーハイブーツをさらりと着こなす女性を、いまだに彼女以外に知りません。)

私の緊張を即座に見抜いたのか、彼女は開口一番、「あんた、酒飲める?」と。
言われるやいなや、気づけばゴールデン街に。「あんたどうする?わたし、ビールと日本酒しか飲めないの。」

いろいろな話をして、やがて受賞作品の話になると、彼女は急に真面目な顔になり、
「あんたね、その歳であんな文章書いてるようじゃ、三十路まで生きられないよ。」と言い、
どういうことだろうと訳を訊いても、「誰もがなにかを優しく可愛がりたいのよ」としか答えてくれませんでした。
その作品は、ピノキオから着想を得て、嘘をつくたびに足枷が増えていくという設定の短い小説だったのですが、
「あれね、その通りだよ。大人になるって、そういうことなんだよ。手枷足枷。わたしはまだそれを外す鍵を知らない。」
とつぶやいて、彼女はビールを一気に飲み干し、深く煙草を吸い込みました。
「じゃあね」と別れて、ほろ酔いと、それ以上のモヤモヤを残したまま、
コンビニで彼女が飲んでいたのと同じビールを買って、ホテルへ戻りました。

その日を境に、彼女はいつものチャットルームにログインしなくなりました。
なんだか、あの日のモヤモヤが蘇ってくるようでした。
何週間か経ち、おっ久々にログインしたかと思ったら、「○○の妹です。○○はX月X日、死にました。」と。
悲しみと吃驚と、どうして?という疑問が一気に押し寄せて、なんと返信していいのか分からず、ご愁傷様でしたとか、定型文しか入力できませんでした。
彼女の遺言には、IDとパスワードが添えられていて、チャットのメンバーに挨拶するようにと記してあったそうです。
今考えてみれば、彼女はきっと、足枷を外す鍵を自分で見つけようとしていたのでしょう。
そして、自分で自分を滅ぼすことで、枷を外す道を選んだ。

誰もがなにかを優しく可愛がりたい(Everybody wants something they can cradle)」は
私たちが共通して好きなアーティストUtadaの歌詞なのですが、
この曲にヒントがあると思います。
自分の内側に潜む悪魔的な感情を解き放ったとき、自分という枷が壊されるのではないかと。
それはすなわち自分を認めて、許して、あるいは受け入れることでもあるんじゃないかと。

私はまだその領域には達していません。人を欺き自分を騙し、足枷が増えるばかりです。
かじかむ両足を引きずりながら、獣道を歩いていくんだと思います。

ただ、彼女が亡くなったとされる9月には、あのビールを飲みながら、彼女のあの少しかなしい目をした横顔を思い出すことにしています。
だって、あなたは確かに、そこにいたから。

ハイネケンは、ちょっぴりオトナな葛藤の味。















当店MAGICでもお取り扱いがございます。




劇終